分譲するつもりで考える

例えば左の図のような200坪の土地のうち50坪を売るとしたら、どの部分を売るべきでしょう。
このように土地を4等分にして道路側を50坪売ったとしたらどうでしょうか? 今回売却する部分は形状も良く、相場価格で比較的スムーズに売却できそうです。ところがこれでは残した部分の価値が下がってしまうことになります。
それではどうすれば良いのでしょうか。200坪ですから50坪づつ4区画に分けて分譲することを考えてみます。ただしこの場合、建築基準法で建物の敷地は道路に2m以上接していなければならないと決まっています。
正解は右の図のようになります。
50坪の4区画を分譲することを想定して、そのうちの1区画を売ると考えれば、将来残った部分が売りづらくなり価値を下げてしまうことが避けられるのです。
このように残った土地の価値や将来の利用を考えた上で売却対象を決定することは、資産を守る上で非常に大切なのです。これは土地の一部に自宅を建てたり活用したりする場合にも当てはまります。どこに建てるかによって残った土地の利用のしやすさが左右されることになります。
