Pickup Archive

人生100年時代を楽しむために、今から考えたい!「住まい」と「資金」の生涯安心計画【第1回】

情報誌レッツプラザ2024年Winter号より引用

人生100年時代、セカンドライフは「余生」ではなく、「人生を謳歌する時間」と言えるでしょう。そんな時間をより快適で充実したものにするために、大切なことがあります。それは、暮らしの器とも言える「住まい」、そしてその暮らしを支える「資金」です。特に、不動産オーナー様は不動産活用や資産の組み換え、事業承継、相続などの観点もあるため、早いうちからの検討が重要です。より安心・安全に、快適に、自分らしく人生を謳歌するために、「住まい」と「資金」について今から考えてみてはいかがでしょうか?

自分に合った住まいを考える、それがすべてのスタート

セカンドライフの住まいの選択肢は大きく分けると「自宅」「共同住宅(以下、最も代表的なため「マンション」と記載)への住み替え」「有料老人ホーム等のシニア施設への住み替え」の3つがあります。まずは図表2「ニーズやライフステージの変化と住まい方チェックシート」でご自身のニーズを確認してみましょう。

例えば、今の自宅に満足・安心しているなら、住み続けることを検討するでしょう。特に、自宅周辺のコミュニティが良好、今まで一戸建てにしか住んだことがなくマンションへの住み替えに抵抗がある、老人ホームでの集団生活を好まない等の場合は、自宅で暮らし続けたいと考える方が多い傾向にあります。

一方、自宅で暮らすことに不安を感じている方は住み替えが選択肢にあがります。例えば、一戸建てに住んでいて、建物の修繕や維持、管理、階段の上り下りなどが将来負担にならないか心配している場合を考えてみましょう。マンションに住み替えれば建物の管理は管理会社に任せられ、エレベーター等の設備や部屋の規模、利便性の高い立地などを考慮して物件を選ぶことで日常生活の負担を軽減できます。有料老人ホームなどのシニア施設に住み替えれば、建物管理は事業者が行い、利用者は生活支援サービス等をはじめ、さまざまな支援が受けられます。

また、自宅に住み続ける、マンションに住み替えるという選択をした方は、健康不安や介護の必要度が高くなった際にもう一度、住まいを考える必要が生じるでしょう。その場合は、介護サービスなどを利用してそのまま住み続ける、あるいは有料老人ホームなどのシニア施設に入居するといった選択肢が考えられます。

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さて、チェックシートでご自身のニーズやライフステージに合った住まいの選択肢が見えてきたでしょうか? 次回は、各住まいの詳細について見ていきましょう。お楽しみに!


(第2回に続く)

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