Q. 今後、日本の人口は大幅に減少すると言われています。
一方、現在、投資用に賃貸住宅の購入を検討しているのですが、気をつけるべきことはありますか?
A. ご懸念の通り、日本の総人口は2008年の1億2,808万人をピークに、最新の国勢調査(2020年実施)では1億2,615万人まで減少、2070年には8,700万人(2020年の69%)まで減少すると推定されています(図表1)。
一方、全国の総人口が減少するからといって、すべてのエリアで均等に減少するわけではなく、人口が減少しにくいエリアもあります。不動産投資を検討するにあたっては、それらを把握しておくとよいでしょう。ここでは、参考になる指標として人口推計をご紹介します。
8つの都道府県について、2020年~2050年までの人口推計を示したのが図表2です。2050年時点の予測では全国の人口は83%まで減少しますが、東京都のみ102%まで増えると予測されています。また、より細かい粒度として、市区町村別の人口推計も公開されています。
一方、実際に不動産投資をする際は、人口推計だけではなく、近隣の施設や利便性なども踏まえたエリアの競争力を調べる必要があります。なにより物件自体の競争力なども重要です。
レッツでは不動産投資について、多角的な視点からアドバイスを行っています。不動産投資をご検討の際にはぜひご相談ください。
(担当:杉谷隆)