新・シニアライフ

住まいのリフォームがかなえた、まったく新しい暮らし方

リフォームの目的は人それぞれ。今回は、築27年のご自宅をリフォームして長年気になっていた動線や通気性などを改善すると同時に長男家族と同居を始めたO様が快適と安心を得たお話と、築8年のマンションの高層階を購入し、こだわりのリフォームで理想の住まいを実現することで、経営者として多忙な生活から精神的に解放される時間を得たA様のお話を紹介します。

心地よい安心感に包まれた子供たちとの新しい暮らし

【戸建/2世帯住宅のリフォーム 文京区・O様(60代女性)】

まずご紹介するのは、ご近所に暮らしていたご長男夫婦に初孫となるお子様が生まれたのを機に、木造2階建・築27年のご自宅をリフォームして同居を始めたO様です。 「長年暮らしてきた住まいは、住宅密集地にあるため、 通風や通気性があまりよくなくて、住戸内の湿気が気になっていました。 それにキッチンが奥まった場所にあって、 炊事は毎日のことですし、居間からの移動に少しストレスがありましたね」(O様)

リフォームで1階にO様、2階にご長男家族が暮らせるように設えた2世帯住宅は、従来の課題を解消し、快適で安心できる住まいに生まれ変わりました。 まず、換気扇を新設して住戸内全体の通風性を高めたうえで、特に湿気を気にされていたO様の寝室の壁には吸湿性能の高い珪藻土の壁材を採用。 さらに、ルーバー(羽板)付きの雨戸でセキュリティと通風性を両立しています。

また、隣り合ったキッチンとリビングをひとつながりの空間に設え、そこから洗濯機スペースやトイレに最短距離でアクセスできるレイアウトを採用。 回遊性も加味した合理的な生活動線がより機能的でストレスのない生活空間を実現しています。

しかし何よりもO様の生活を一変させたのは、 フロアを隔てて緩やかにつながるご長男家族の存在です。 お互いの生活時間が違うため、動線を分けて上下階の間に防音材を施すなど、それぞれのプライバシーに配慮しながら適度な距離感を確保。 耐震補強やバリアフリー化で建物の安全性も高めましたが、 そばに子供達がいる安心感は何ものにも代えがたい、 とO様は言います。

リフォーム後は、お孫さんの世話をしたり、2階で誕生日パーティーやご親戚の集まりを楽しんだりと、家族のコミュニケーションもさらに深まりました。 「息子たちとの新生活を始める前に生まれた孫も小学生になってあまり手がかからなくなりましたが、時々は食事の世話や勉強を見てあげたりしています」とO様。 リフォームで叶えたご長男家族との安心できる暮らしを、今も心から満喫されているようです。

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