住まいと暮らしのケアデザイン住まいと暮らしのケアデザイン

住まい探しは確認の繰り返し!住まい探しは確認の繰り返し!

レッツプラザ2019年10月号/執筆者:渡邉 幸子

住まいは大切な『暮らしの器』です。新しい器を選ぶという決断はとても大きなものです。だからこそ後悔したり、悲しむことがないようわからないことや不安に思うこと、疑問に感じることは遠慮せず、納得するまで繰り返し確認しましょう。
住まい探しのステップ(今回は⑦⑧をご紹介します)
① 希望(ニーズ)の確認
② 高齢期の生活の場の正しい知識をもつ
③ 条件に合った施設の情報収集
④ 相談できる人や場所を活用
⑤ 資金計画を立てる
⑥ 見学や体験入居をおこなう
⑦ 疑問や不明点を確認
⑧ 契約・入居

大切な暮らしの器を決める前にもう一度確認

ケアデザインプラザでは、これまで多くのお客様の住まい探しや新しい暮らし方を見つけるお手伝いをしてきました。“趣味を楽しみたい”“将来の介護に備えて”“ライフスタイルを維持したい”“一人暮らしは不安”などニーズは様々ですが、日常の暮らしを守り、楽しみや安全を確保してくれる、そんな『暮らしの器』をやっと見つけたお客様はすぐに入居や契約手続きをしたいと考えます。

でも、最後にもう一度だけスピードを緩めて、本当にこの場所が自分の望む場所になるのか?ニーズやライフスタイルに合っているのか? 費用や退去要件、介護が必要になったときの対応、運営方針などを確認しましょう。今回は入居前の最終チェックと契約までの流れについてお伝えします。

入居までの流れ

契約に必要な書類を準備

入居契約にはいくつもの書類が必要になり、有料老人ホーム(以下ホーム)によって必要となる書類は異なります。健康診断書など取得に時間のかかるものもありますので、入居までのスケジュールをたてて不備のないよう準備してください。入居申込みの際に保証金や申込金が必要になるところもありますのであわせて確認しましょう。

●保証人や身元引受人の依頼は事前に
保証人や身元引受人を求めるホームが多いため、入居手続きをすすめる前に必ずご家族に入居の意思を伝えて、保証人や身元引受人を誰に依頼するか、家族間で話し合っておきましょう。ホームによっては複数人求められることがありますので、内容や負うべき責任なども事前に伝えておくと安心です。保証人や身元引受人がいないときは運営事業者に相談してみましょう。任意後見契約(※1)や身元保証会社などを紹介してくれます。
※1 任意後見契約とは、認知症などにより自分の判断能力が低下したときに備えて支援者や支援内容を予め決めておく制度です。契約や費用の支払い、資産の管理などを依頼することができます。

契約、費用の支払い

入居契約書、重要事項説明書(※2)、管理規定などの説明を受けて契約をおこないます。疑問や不安なことはその場で納得できるまで確認しましょう。事前に家族や信頼できる人と一緒に書類を確認し、内容を十分に理解して契約に望むと安心です。
※2 事業者は、入居契約にあたり重要事項の説明が義務付けられています。

無理せず新しい暮らしに慣れる

初めての集団生活はご自分が感じるよりもずっと不安や緊張を感じるものです。早く馴染もうと頑張り過ぎたり、気負いすぎたりすると心身に悪影響を与えてしまうこともあるため、ゆったりと新しい暮らしに慣れていくよう心掛けてください。コミュニケーションや暮らしに不安を感じたときは我慢せず、スタッフやご家族に相談しましょう。

※本記事は2019年10月号に掲載されたもので、その時点の法令等に則って書かれています。

渡邉 幸子
三井不動産株式会社 ケアデザイン室
渡邉 幸子
介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士、精神保健福祉士。地域包括支援センターの相談員として、一人暮らしや認知症の方の暮らし、介護、権利擁護などの相談に従事後、ケアデザインプラザで介護コンサルタントとして、シニアの暮らしにかかわる幅広い相談に対応している。

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