2棟の賃貸アパート建設により、錯綜した権利関係を整理

相続対策

父の高齢化に伴う相続対策と賃貸物件の収益性の改善が課題でした。
将来を見据えたLet'sの総合力で、確かな資産経営が見えてきました。

東京都府中市 Y様
東京都府中市 Y様

東京都府中市 Y様
Let'sの担当者をはじめ、ご紹介いただいた税理士の方など、スタッフの方々との人間関係も今回のプロジェクトの収穫でした。
今後も末永いお付き合いをお願いしたいと思っています。

資産診断による現状把握から権利関係が錯綜していた資産の分割へ。

豊かな緑に包まれ、今なお武蔵野の面影を残す東京都府中市。駅から徒歩5分の恵まれた立地に、洗練されたデザインがひと際目をひく2棟のアパートメントが建っています。

「階段や住戸玄関を背面に配置して、さらに外壁で囲っているから、一見アパートには見えないでしょう。街並みにも違和感なく溶け込んでいるし、親族や近隣の方々からの評判も上々です」

こう語るのは、代々この地に暮らしてきたオーナーのY様。このアパートメントの裏手にあるご自宅の周辺で賃貸住宅や貸倉庫、駐車場などを経営されています。

Y様とLet'sのお付き合いが始まったのは平成12年の夏。それまでお勤めになっていた会社を退職され、高齢だったお父様に代わって不動産経営に取り組み始めたY様から、資産経営に関するご質問のお電話をいただいたのがきっかけでした。

「賃貸物件の空室増加による収益性の悪化と父の高齢化に伴う相続の問題が当時の課題でした」

Let'sではまず、Y様が所有されているすべての資産の診断に着手。全所有地を測量し直し、各資産の収益力のほか、相続が発生した場合の相続税額などを算出しました。

さらに、土地と建物の名義が異なるなど錯綜していた土地・建物の権利関係を整理し直し、先々の収益性や相続などを加味しながら、さまざまなパターンの敷地・建物分割プランをご提案。ご親族の皆様にご納得いただく形で分割が完了したのは平成15年5月のことでした。

背後にあるご自宅との境界線や開放感、採光等に配慮して、あえて建物を2棟に分割:平成17年3月撮影
背後にあるご自宅との境界線や開放感、採光等に配慮して、あえて建物を2棟に分割:平成17年3月撮影

満室稼動で収益性が大幅に改善。相続問題もクリアした成功の要因は、将来を見据えたLet'sの総合力。

長年の懸案であった権利関係問題が解決したのを受け、引き続きLet'sでは収益性を改善するための具体的な対策を検討。資産の評価額減も視野に入れるため、それまで庭だったご自宅前の敷地に賃貸住宅を建てるプランを三井ホームとともにご提案しました。

「収益性を最優先に考えれば、容積率をフルに使った戸数の多いマンションという選択肢もありましたが、私からお願いしたのは既存物件にはなかった単身者向けのアパートでした。建設費が膨らむのは避けたかったし、自宅の目の前ですから、近所に増えつつあった大きなマンションは当初から考えていませんでしたね」

エントランスを抜けた中庭には緑が充実:平成17年3月撮影
エントランスを抜けた中庭には緑が充実:平成17年3月撮影

Y様のご意向を元に建築物件はツーバイフォー工法による1Kタイプ・計12戸のアパートメントに確定。細部の仕様などもご相談した上、平成15年9月に着工しました。

それまで周辺にはなかったスタイリッシュな外観のアパートメントは道行く人々の注目を集め、工事中から問い合わせが殺到。次々と契約が決まり、平成16年2月、満室稼動という最高の形でスタートを切りました。

順調な賃貸住宅経営で当初の課題だった収益性の改善を果たしたオーナー様。他界されたお父様のご意向も反映でき、ご家族の皆様が納得できる資産分割策を決めることもできました。

「多くの会社から提案を受けましたが、まず”ハード”ありきで建物を建てることばかりに固執する会社が多い中、Let'sはハードを造って終わり、というのではなく、将来的な収益性や安定性、相続問題を含め、総合的な観点から提案してくれた。そんな”ソフト”面の確かなサポートが、今回のプロジェクトの成功要因だったと思っています」

土地資産家の皆様にとって、相続対策とは、不動産対策です。Let'sは、不動産のプロとして、専門の税理士や会計士の先生と一緒になって、経験豊富な実績に基づき、皆様のスムーズな資産承継をお手伝いいたします。

Let's担当者より

プロジェクトを通じて、親族間での権利調整という難しい課題にも粘り強く取り組まれていたオーナー様の真摯な姿勢には感服させられました。しかし、プロジェクトはこれで終わったわけではありません。これから改めて資産診断を行い、次の一手をご一緒に検討していければと考えております。

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