堀井 祥介

不動産資産における守りの対策提案を得意としております。例えば、賃貸不動産は収益性がある反面、修繕費や管理の手間がございます。空家になった実家を相続した場合、思い入れのある土地ですがそのままでは、維持費用だけがかかります。お客様の優先順位を明確にし何を残していきたいか、どうすればより良く次世代に資産を残していけるのか、ご所有者様、ご親族様のご負担は過度ではないか等を踏まえ「賃貸」「改修・建替え」「売却・組み換え」等の複合提案を行っております。お客様によってお悩みは千差万別ですし状況が変わったことによる計画の見直しもあるかと存じます。お客様のご希望の整理とお客様にとっての「ゴール」へ向けてベストな解決策をご提案させて頂きます。

「先祖代々受け継いできた土地なので何か活用方法はないものか」、「相続をしたものの不動産経営には明るくない」などお客様によってお悩みは千差万別です。月並みではございますが、お一人お一人の「ゴール」は何なのか、現時点で見えている「ゴール」しかやりようはないのか、不動産業のプロとしてご提案ができるように心がけています。また、不動産業界まずもって相談することにも勇気がいると思っております。門を叩いて頂いたご期待に応えられるよう、またご所有不動産の背景や想いを大切に二人三脚で歩んでいくことを大切に思っております。

全ての案件に思い出がありますが、特に印象深いのは年の離れたご兄弟でビルをご所有の方からのご相談です。当初、今後どうしたら良いかという漠然としたご相談でしたが、詳しくお話を伺っていくとお兄様に持病があり今後の相続が心配ということでした。いくつかのご提案の後に家族会議をするとお子様方は今まで賃貸経営に携わっておらず、お仕事もあるため、不動産経営には消極的であることが分かりました。相続税対策の必要性は感じていたため、方向性を資産の組み換え（管理しやすい物件）に決めて動き出しました。コロナ禍で入退院を繰り返す中、ご心労もあったでしょうに売却、買い替えまでご尽力いただき無事に当初の計画を完遂できました。「目の黒いうちにすべて勘定をすませられて良かった。ありがとう。」とおっしゃって頂いた言葉の重みは今でも鮮明に覚えています。